まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

紹介

事業仕分けメモ

各所で話題の事業仕分けメモ。事業仕分けの全体像を見るには、事業仕分けを考え出した構想日本のスライドを見るのがわかりやすい。これをみると事業仕分けは民主党政権になってからぱっと出てきたのではなく、自民党時代からやっていたことがわかる。 「行政…

カン・アカデミーは高校・大学初級レベルの勉強を英語でするのにかなりよい

数学の復習をしようと思って数ヶ月前に見つけたサイトなのだが、かなりいいと思えてきたので紹介。カン・アカデミー(Khan Academy)というサイトでは理科系の教科全般について10分ぐらいの勉強ビデオをたくさん作り(FAQによるとビデオの数は800以上)、YouTu…

あなたもイケメン・美女になれる

ということでEvolution for Everyone: How Darwin's Theory Can Change the Way We Think About Our Lives、書評は書けないのですが、一つおもしろかったところを。 [考古学のサマークラスで、他人の容姿の評価に関する、以下の実験がなされた。このクラス…

哲学に明晰さはどうして大切か

イギリスの哲学者Nigel Warburtonが、哲学において明晰な文章を書くのがどうして大切かについて述べている。その中の一節から。 Q: あなたのウェブサイト "the Virtual Philosopher" の最上段にはジョン・サールからの引用がありますね。「明快に言えないの…

分類学のたそがれ

「分類学のたそがれ」(A Fading Field)という記事がThe Scientistにのっていた(無料の登録が必要)。要約すると、このような感じだ。 生物学の中で伝統的な分類学は終焉を迎えつつある。生物系の学生の中で伝統的な分類学に対する興味が薄れつつあり、大学…

ID論者と議論すべきかそれともあざわらうべきか

ドーキンスのID論に関する以下のコメントがちょっとした話題になっている。抜粋すると I suspect that most of our regular readers here would agree that ridicule, of a humorous nature, is likely to be more effective than the sort of snuggling-up …

微積分お勉強サイト

最近見つけたがまだ話題になっていないのでメモ。以下のサイトではプリンストン大学で行われる微積分の補習授業をストリーミングでながしている(ダウンロードも可能)。The Calculus Lifesaver: All The Tools You Need To Excel At Calculus by Adrian Ban…

英語論文の書き方

最近英語論文の書き方について書いたパンフレット(pdf)を読んだので紹介。十ページあまりのもので、書き方の技法については数ページなので簡単に。またこれは経済学の院生を対象としたものなので、そのまま応用できないところもある。(この件について前に書…

Darwin for President

なお、これがプリントされたTシャツがここで買える。 - 参考

欧米各国の進化論受け入れ率

Economistでさまざまな国で進化論がどのくらい受け入れられているのかを示す記事を見つけた(たぶんもとネタはこの記事)。対象国はヨーロッパがほとんどなので全世界的な比較には役立ちませんが、興味深いデータ。

1968年のPSA

(題名、本田美奈子の歌みたいですが)ピッツバーグから戻ってきました(そしてそれから何週間もたってしまいました)が、今回のPSAのプログラムには、歴史を振り返る意味で、前回のピッツバーグPSA大会(1968年)のプログラムが添付されていた。そこで驚いた…

PSAのプログラム

11月にピッツバーグであるPSA(アメリカ科学哲学会)のプログラムが発表されている。また見慣れない名前があるが...。

学者のための文章読本

先日J.BennettとS.GorovitzのImproving academic writing (pdf.ファイル)というのを読んで結構よかったので紹介。当然英語の文が対象だが、日本語の文を書くときも役立つと思う。[以下の例文は、ブッシュとオバマ以外のものは原論文から(Sep 23)] 短くしろ(…

生物哲学の基礎

訳者の方から献本頂きました。生物哲学の基礎作者: マルティーンマーナ,マリオブーンゲ,Martin Mahner,Mario Bunge,小野山敬一出版社/メーカー: シュプリンガージャパン発売日: 2008/08メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (5件) を見るあ…

ジンマーの種についての記事

前に書いたジンマーの種についての記事だが、彼のウェブサイトで全文が読めるようになっている。全体の構成は 種という概念の実践的な意味(保全など) 生物学的種概念BSC 系統学的種概念PSC デ=ケロズ(DeQueiroz)およびテンプルトン(Templeton)の考え …

サイエンス・タトゥー

カール・ジンマーのブログで見つけた、サイエンス・タトゥーの世界がおもしろい。科学を愛しすぎて科学にまつわる入れ墨を彫ってしまった人たちである。 系統樹のタトゥー ヘッケルの系統樹とか。 ダーウィンのノートブックの系統樹。 我こそはTree-thinker…

ジンマーの〈種〉記事をめぐって

もうすぐ日経サイエンスにでる予定のジンマーの種についての記事だが(翻訳者の三中信宏さんの日記で進行状況を確認できる)、元ネタであるScientific Americanの記事(今はまだ無料では読めないが、そのうち読めるようになると思う)読みました。(Jul.8th)…

哲学関係の音声サイト(含むポッドキャスト)再訪

以前エントリを書きましたが、それからちょくちょくアップデートをしていますので、また見に来てください。

プロフェッショナル・哲学の流儀

virtual philosopher経由。Jonathan Barnes, Myles Fredric Burnyeat, Raymond Geuss, Barry Stroudという四人の哲学者が"modes of philosophizing"(哲学の流儀)について語る。おもしろい。 Memorable quotes BBCは以前は哲学者の講演を敬意をもって放送し…

ホロフォニックはすごい

某動画サイトで知ったのだが、ホロフォニック(holophonic)というのがすごい。原理はたぶんステレオ録音に近いと思うのだが、聞いていると対象が本当に目の前にあるような気がするのだ。 wikipedia以下の音声ファイルはヘッドフォンをつけて聞いてください…

Yes we can!

某ブログ経由で知ったが、これはおもしろい。

スパムの系統樹

スパムの伝播はウイルス的にではなく、もっと樹状に起こっているという話。Jon Kleinberg of Cornell University and David Liben-Nowell of Carleton Collegeのスパムの伝播様式の研究についての論文を書いた。彼らはここ10年弱ネットの世界に出回ってい…

ブラッドリー効果

先日のアメリカ大統領選挙・ニューハンプシャー州の民主党予備選について、日本ではあまり触れられていないことがあったのでメモ(と思ったらありましたね-->参考)。この予備選では、世論調査と実際の結果が大きく異なったことが話題になった。投票日の1月8日…

ゲーデル/シュミットの思考実験についてのクリプキの結論は正しくなかった(かもしれない)

NYTの記事(無料の登録が必要)が気になったのでメモ。Naming and Necessity作者: Saul A. Kripke出版社/メーカー: Harvard University Press発売日: 1982/04/15メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見るに出てく…

タイピングスピード計測サイト

何週間か前に話題になったタイピングスピード計測サイトに周回遅れでついていく。 http://speedtest.10-fast-fingers.com/わたしの記録は... You reached 261 points, so you achieved position 63715 on the ranking list You type 340 characters per minu…

哲学院生が何でも答える@2ch

http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-185.html旅先なので、中身は見ていません。

最近知った哲学音声関係サイト(ポッドキャスト含む)

最近ipodを買ったので、哲学関係の音声サイトをまとめてみました。もし他にもご存じでしたら教えてください。 //www.learnoutloud.com/Podcast-Directory/Philosophy/History-of-Philosophy/The-Philosophy-Podcast/19669">Philosophy podcast:哲学書の朗読…

映画で発見:19世紀イングランドでは左利きが少なかった

20世紀初めの工場を描いたドキュメンタリー映画から、19世紀イングランドでは左利きが少なかったことがわかったという話(わたしは左利きなので、こういう話はつい読んでしまう)。 Chris McManusとAlex Hartiganはドキュメンタリー映画の中で手を振る人を抜…

ビル・リチャードソンのキャンペーンビデオ

ミット・ラムニーの話を書いて思い出したが、民主党の大統領候補(ニュー・メキシコ州知事)ビル・リチャードソンのキャンペーンビデオが面白い。 一番わらったのはこれ。

小食は寿命を延ばす? 長生きさせるのはよくないこと?

この話を見たとき、すぐにいろいろなところで紹介されるだろうな、と思っていたが、思ったほど紹介されていない-->と思ったらやっぱり紹介されていた。こことかこことか。まあ、古い記事だし、英語の勉強のために書きます。 ''One for the Ages: A Prescript…