まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

Mitt Romneyは「ミット・ラムニー」で

Mitt Romneyという人がいる。マサチューセッツ州の前知事で、共和党の大統領候補だ。共和党の指名レースではいまGiuliani, Fred Thompson, John McCainに続いて4番手ぐらいの位置にいる。

この人の名前を日本の新聞などは「ミット・ロムニー」としている(参考 google:news:ロムニー)。しかし、テレビで見る限り、みんな彼のことを「ムニー」と呼んでいる気がする。少なくとも本人(↓)はそう呼んでいる。

もちろん、

  • 人名の発音について、いつもいつも確実なソースがあるわけではない。
  • 日本語が読み方をいつも十分に表現できるわけではない。
  • 定着した名前を変えるのはむつかしい。

ことは理解している。

しかし

  • できることなら実際の発音に近い表記をした方がいいことは間違いない。
  • 今回は確実なソースがあるし、わたしの耳にはどう聞いても「ラムニー」の方が「ロムニー」より近い。
  • しかもRomneyはまだあまり知られておらず、修正は可能*1。しかし、何かの拍子に大統領(あるいは副大統領)になったら、変えるのはとてもむつかしくなる。

したがって、早くMitt Romneyを「ミット・ラムニー」と表記するようにした方がよいと思う。

*1:これを書いたあとにミットの父親もある程度知られていることを知った(wikipediaのエントリ)。もしミットの父親が十分よく知られているのなら、父親と子供で名字の表記を変えるのはおかしいかもしれないので、このポイントはわたしがはじめ考えていたより弱いかもしれない。