まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

進化論の射程---生物学の哲学入門:訂正エントリ(六章・七章)

[このエントリは、上記の本の担当箇所(六章・七章)に誤りや誤植が見つかるたびに書き足していきます。]

【注記(June 2013)】このたび第二刷が発売になりましたので、以下の誤りは直っている(はず)です。引き続きそのほかの誤りなどがありましたら、情報をお願いします。

ボイドとリチャーソン


一つ大きな誤りが見つかりました。

  • 「ボイドとリチャーソン」(409、414、421ページ)は、正しくは「ボイドとリチャーソン」(「ド」がない)です。

409および414ページでは、文献表記も誤っており、「(Boyd and Richardson 1985)」-->「 (Boyd and Richerson 1985)」です。また、索引における人名も訂正してください。ただし、文献表における表記は間違っていないそうです(手元に訳本がありませんので、わたし自身は確認していません)。

ステレルニーWalshBarkowも間違えているみたいなのが救い(何の?)ですが、それでも大きなミスであることには変わりありません。お恥ずかしい限りです。

文献表

[July 2, 2009]文献表に

ーーー.(1991): Species, higher taxa, and the units of evolution. Philosophy of Science 58: 84-101
ーーー.(1992): The Units of Evolution: Essays on the Nature of Species. MIT Press.

とあると思いますが*1、これはただしくは

Ereshefsky, M.(1991): Species, higher taxa, and the units of evolution. Philosophy of Science 58: 84-101
ーーー.(1992): The Units of Evolution: Essays on the Nature of Species. MIT Press.

となります。つまり上の二つの著作はEreshefsky氏の著作となります。これはTSさんにコメント欄で教えていただきました。ありがとうございました。

*1:原著しか手元にないので、原著の表記にしたがって書いています。