まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

シアトルに行ってきました

個人的な用事で、シアトルに行ってきました。シアトルにきたからにはということで、マリナーズのゲームを見ました。かなりいい席で、ほんと手が届きそうな距離で、ピッチャーのボールの切れの善し悪しがわかるぐらいの感じでイチローを見ました。

hey!と肩をたたきたいくらいの感じ。

しかし、マリナーズのだめチームぶりは際だっていました。だめ野球チームのステレオタイプにぴったりと当てはまる。

  • 点を取ったあとすぐに点を取られる
  • 一点とったあとの追撃がない。
  • ゲーム終盤に追いつかない程度の反撃。
  • 相手チームよりヒットの数が多いのに、完敗。
  • 指名打者の打率が二割二分ってどんだけ。他に人はいないのか。
  • バッターはただたって打つだけ。ピッチャーは投げるだけ。守りは球を捕るだけ。工夫がない。♪ばっかじゃなかろうかルンバ。

個々の選手については、

  • 「イチローを今月中にトレードに出そう」なんてとんでもないことである。マリナーズでちゃんと意識を持ってやっているのは彼ぐらいしかいないように見えるくらい。例えば3回。この回は8番打者が先頭打者で出塁したが、9番打者は簡単に凡退して走者を進められなかったのに対して、イチローはぼてぼての内野ゴロながらも走者を二塁に進めた。
  • 城島は厳しい。2回マリナーズが一点先制したあとの一死一塁で出てきて初球の外角低めの難しそうな球を打って併殺打。6回もピッチャーが疲れ始めたいいところで出てきてまた併殺打。単に調子が悪いだけでなくて、気持ち的に元気がなく、集中力がないようにみえるところがまずい。中村俊輔の本

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でも読んだらどうだろうか。このままでは来年はここにいないと思う。

  • 日本人以外で目についたのはRaul Ibanez。彼は気持ちが入っていていいバッターだと思った。
  • イチローへの期待はとてつもなく大きいと感じた。9回四点差、二死一三塁で九番に回ってきたのだが、そのときイチローがウェイティングサークルに出てきただけで、客席がざわ...ざわ...して「イチローにつなげば何かが起こるかもしれない」という雰囲気を感じた。この感じがある限りイチローがチームから切られる可能性はないだろう(イチローがチームを切るかもしれないが)。

試合時間は2時間半ぐらい。こちらは日本のと違ってゲームがさくさく進むのでありがたい(マリナーズの場合はさくさく進みすぎのような気もするが)。