まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

2013-01-01から1年間の記事一覧

廉価版を買うかグレードアップ版を買うか

わたしが買い物をするときに頻繁に直面する意思決定問題の解決法を考えたので備忘のためにメモ。 問題の状況 ある種類のものを買いたいと思っている。それには廉価版とグレードアップ版があり、後者の方が品質・機能は勝っているが値段がそれに応じて高い。…

研究のコスト・リターン・リスク

千住淳氏の社会脳とは何か (新潮新書)作者: 千住淳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/08/10メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見るを読んでいると、研究のポートフォリオという考え方が書かれてあって少しおもしろかったので紹介(199ff.)。科学…

科学、科学の哲学、自然の哲学

生物学の哲学者Peter Godfrey-SmithがDarwinian Populations and Natural Selection作者: Peter Godfrey-Smith出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 2011/05/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見るの冒頭で、科学と科学…

自然を名付ける

自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか作者: キャロル・キサク・ヨーン,三中信宏,野中香方子出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2013/08/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る分類学の歴史を、人間が地…

免許をとる時に役立ったものメモ

4月から北海道に住むようになっていきなり必要になったのがクルマの免許。わたしの住むところは都会に比べて公共交通機関が圧倒的に発達していないので、クルマがないと職場←→自宅の往復以外の人生を送ることができない。ということで4月から自動車学校に通…

新米英語教師が見た本

四月から勤務先の大学で英語の授業を始めるに当たって参考にした本の紹介。まず手っ取り早く役に立ったのが次の本だ。高校英語授業を変える! 訳読オンリーから抜け出す3つの授業モデル (アルク選書シリーズ)作者: 金谷憲,高山芳樹,臼倉美里,大田悦子出版社/…

『進化論の射程』第二刷出来

皆様にご愛顧いただいていおりますソーバー先生の進化論の射程―生物学の哲学入門 (現代哲学への招待Great Works)作者: エリオットソーバー,Elliott Sober,松本俊吉,網谷祐一,森元良太出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 9人 ク…

四月より(2)

科学研究費補助金(基盤C)にわたしの研究課題「人間理性の進化的起源についての『社会的転回』の哲学的検討」が採択されることになりました。ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願い申し上げます。

一年生ゼミ用図書(予定)

春から一年生のためのゼミを担当することになり、そこで使えそうな本をいくつか読んでみたので、簡単にレビュー(ただしわたしの所属学科は経済・経営系なので、それを前提として読んで下さい)。 新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)作者: …

四月より

私事ですが、四月より、東京農業大学・生物産業学部に常勤教員として赴任いたしました(ただしキャンパスは東京ではなくて北海道・オホーツクになります)。ブログ読者のみなさんは、わたしとは個人的な接点のない方が大半だと思います。それでも――就職活動…