齋藤孝「質問力」

質問力 ちくま文庫(さ-28-1)作者: 斎藤孝出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/03/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 43回この商品を含むブログ (86件) を見るを読んだ。よい質問をするための方法を教える本。著者はこれからの社会を生き抜くためにはコ…

研究不正に関する本、四冊

授業で教えるために研究不正についての本をいくつか読んだので紹介。背信の科学者たち 論文捏造はなぜ繰り返されるのか?作者: ウイリアム・ブロード,ニコラス・ウェイド,牧野賢治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/06/20メディア: 新書この商品を含むブロ…

研究資金の減少は、税金の無駄使いを加速している

Scientific AmericanのポッドキャストでRichard Harrisのインタビューをしていた。彼はNPRの科学リポーター(science correspondent)で、Rigor MortisRigor Mortis: How Sloppy Science Creates Worthless Cures, Crushes Hope, and Wastes Billions作者: R…

本が出ます

気がつけば二年近く更新がなかったこのブログですが、何もやっていなかったわけではありません。たとえば以下のようなことがありました。 ギゲレンツァについての論文が欧米誌に掲載されました。 種概念についての論文が欧米誌に掲載されました。 博士論文が…

冗談と哲学

正月休みの間に留学時にPlato and a Platypus Walk into a Bar . . .: Understanding Philosophy Through Jokes作者: Thomas Cathcart,Daniel Klein出版社/メーカー: Penguin Books発売日: 2008/06/24メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見ると…

人種と知能(2)

さて引き続き人種と知能についてだが、今回はニコラス・マッキントッシュが書いた知能についての入門書であるIQ and Human Intelligence作者: N. J. MacKintosh出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2011/04/30メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリッ…

人種と知能(1)

知能の勉強を細々と続けているが、この分野でいつも大きな議論になるのが、人種と知能の関係だ。このテーマはきちんとしたリサーチに基づかないことをうっかり述べてしまうと影響がきわめて大きいので、現在の研究でどういうことがわかっているのか(わかっ…

How Languages Are Learned:第二言語習得理論について

前のエントリ、つまりHow Languages Are Learned (Oxford Handbooks for Language Teachers)作者: Patsy M. Lightbown,Nina Spada出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2013/03/21メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見…

How Languages Are Learned:早期教育について

How Languages Are Learned (Oxford Handbooks for Language Teachers)作者: Patsy M. Lightbown,Nina Spada出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2013/03/21メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見るを読んだ。これは欧…

日本人なら必ず誤訳する英文

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 (ディスカヴァー携書)作者: 越前敏弥出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2013/01/11メディア: 新書購入: 20人 クリック: 165回この商品を含むブログ (52件) を見るを読んだ。翻訳家として活躍…

研究のコスト・リターン・リスク

千住淳氏の社会脳とは何か (新潮新書)作者: 千住淳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/08/10メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見るを読んでいると、研究のポートフォリオという考え方が書かれてあって少しおもしろかったので紹介(199ff.)。科学…

科学、科学の哲学、自然の哲学

生物学の哲学者Peter Godfrey-SmithがDarwinian Populations and Natural Selection作者: Peter Godfrey-Smith出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 2011/05/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見るの冒頭で、科学と科学…

自然を名付ける

自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか作者: キャロル・キサク・ヨーン,三中信宏,野中香方子出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2013/08/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る分類学の歴史を、人間が地…

免許をとる時に役立ったものメモ

4月から北海道に住むようになっていきなり必要になったのがクルマの免許。わたしの住むところは都会に比べて公共交通機関が圧倒的に発達していないので、クルマがないと職場←→自宅の往復以外の人生を送ることができない。ということで4月から自動車学校に通…

新米英語教師が見た本

四月から勤務先の大学で英語の授業を始めるに当たって参考にした本の紹介。まず手っ取り早く役に立ったのが次の本だ。高校英語授業を変える! 訳読オンリーから抜け出す3つの授業モデル (アルク選書シリーズ)作者: 金谷憲,高山芳樹,臼倉美里,大田悦子出版社/…

『進化論の射程』第二刷出来

皆様にご愛顧いただいていおりますソーバー先生の進化論の射程―生物学の哲学入門 (現代哲学への招待Great Works)作者: エリオットソーバー,Elliott Sober,松本俊吉,網谷祐一,森元良太出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 9人 ク…

一年生ゼミ用図書(予定)

春から一年生のためのゼミを担当することになり、そこで使えそうな本をいくつか読んでみたので、簡単にレビュー(ただしわたしの所属学科は経済・経営系なので、それを前提として読んで下さい)。 新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)作者: …

ベイズ主義のAベイズC (2)

ソーバー先生の本Evidence and Evolution: The Logic Behind the Science作者: Elliott Sober出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/04/21メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (14件) を見るのベイズ…

Thinking Twice

前に紹介したThinking Twice: Two Minds in One Brain作者: Jonathan St. B. T. Evans出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2010/11/28メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログを見るの書評がPhilosophy in Review誌にでまし…

ベイズ主義のAベイズC (1)

前に紹介したソーバー先生の本Evidence and Evolution: The Logic Behind the Science作者: Elliott Sober出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/04/21メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (14件) を…

統計学の三つの問い

ソーバー先生の本Evidence and Evolution: The Logic Behind the Science作者: Elliott Sober出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/04/21メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (14件) を見るの第一章…

「言語技術」が日本のサッカーを変える

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)作者: 田嶋幸三出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/11/16メディア: 新書購入: 5人 クリック: 77回この商品を含むブログ (48件) を見るを読んだ。サッカーについての新しい考え方を示した本だが、少しつ…

Why We Cooperate

Why We Cooperate (Boston Review Books)作者: Michael Tomasello,Carol Dweck,Joan Silk,Brian Skyrms,Elizabeth S. Spelke,Deborah Chasman出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2009/08/28メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 75回この商品を含…

科学の継続ではなく科学の解釈

授業の関係で読んでいるギャリー(Giere)のScientific Perspectivism作者: Ronald N. Giere出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr発売日: 2010/06/15メディア: ペーパーバック クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見るに科学哲学に関わる一節があった…

ぼくはこんな本を読んできた(夏休みに)

ヒトはいかにして人となったか―言語と脳の共進化作者: テレンス・W.ディーコン,Terrence W. Deacon,金子隆芳出版社/メーカー: 新曜社発売日: 1999/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (18件) を見る言語の進化についての浩瀚な…

知能にかんする本四冊

国際的な雑誌に論文が載るなら契約して魔法少女になってもよいと思っている今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか*1。さて最近知能にかんする本を何冊か読んだので、簡単にメモします。IQってホントは何なんだ?作者: 村上宣寛出版社/メーカー:…

ダーウィンと進化論の哲学

暑い日が続いておりますが、わたしが分担執筆した著書『ダーウィンと進化論の哲学』ダーウィンと進化論の哲学 (科学哲学の展開)作者: 横山輝雄,日本科学哲学会出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2011/06/22メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 354回この商…

ありがとうございます!

帰り道、地下鉄のホームで、見覚えのあるカバーの本を読んでいる人がいた。なんと『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』!!!! 私が編集担当した本ではないですか! 初めて電車で自分が関わった本を読んでいる人をみかけた!!! しかもそれがこの本とは! ありが…

ぼくはこんな本を読んできた(ここ一ヶ月で)2

人間性はどこから来たか―サル学からのアプローチ (学術選書)作者: 西田利貞出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2007/08/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見るヒトの進化についての教科書。記述がやや個性的。人とサ…

ぼくはこんな本を読んできた(ここ一ヶ月で)

引っ越し後日本語の本を読む機会が増えたので、ここ最近読んだ本の感想を三〜十行で。脳はあり合わせの材料から生まれた―それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ作者: ゲアリーマーカス,鍛原多惠子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/01/01メディ…