2009-01-01から1年間の記事一覧
社会的構成...って何についてだよ!
TAをしていたコースの関係で、次の本を読んだ。Fear of Knowledge: Against Relativism and Constructivism作者: Paul Boghossian出版社/メーカー: Oxford University Press, USA発売日: 2007/12/07メディア: ペーパーバック クリック: 5回この商品を含むブ…
経済学の入門書を二冊読んだので、簡単に紹介。Economics For Dummies作者: Sean Masaki Flynn出版社/メーカー: For Dummies発売日: 2005/04/08メディア: ペーパーバック クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見るこれは「バカのための」の名の通り…
Why Humans Cooperate: A Cultural And Evolutionary Explanation (Evolution And Cognition Series)作者: Natalie Henrich,Joseph Henrich出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 2007/06/27メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック:…
日高敏隆さんが亡くなったそう。http://www.nhk.or.jp/news/k10013955421000.html残念ながらご本人にお会いする機会はありませんでしたが、ドーキンスの翻訳やエッセイなどで、楽しく進化生物学の世界を学ばせてもらいました。ご冥福をお祈り申し上げます。
各所で話題の事業仕分けメモ。事業仕分けの全体像を見るには、事業仕分けを考え出した構想日本のスライドを見るのがわかりやすい。これをみると事業仕分けは民主党政権になってからぱっと出てきたのではなく、自民党時代からやっていたことがわかる。 「行政…
数学の復習をしようと思って数ヶ月前に見つけたサイトなのだが、かなりいいと思えてきたので紹介。カン・アカデミー(Khan Academy)というサイトでは理科系の教科全般について10分ぐらいの勉強ビデオをたくさん作り(FAQによるとビデオの数は800以上)、YouTu…
ということでEvolution for Everyone: How Darwin's Theory Can Change the Way We Think About Our Lives、書評は書けないのですが、一つおもしろかったところを。 [考古学のサマークラスで、他人の容姿の評価に関する、以下の実験がなされた。このクラス…
Evolution for Everyone: How Darwin's Theory Can Change the Way We Think About Our Lives作者: David Sloan Wilson出版社/メーカー: Delacorte Press発売日: 2007/03/27メディア: ハードカバー クリック: 22回この商品を含むブログ (9件) を見る今期聴講…
害虫の誕生―虫からみた日本史 (ちくま新書)作者: 瀬戸口明久出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/07メディア: 新書購入: 8人 クリック: 152回この商品を含むブログ (38件) を見るという本を著者よりいただく。ありがとうございました。虫、特に不快で有害…
輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか? (ちくま新書)作者: 鈴木直出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (51件) を見るを読んだ。この本は、カントやマルクスといったドイツ系の哲学書の翻…
はじめは「セックス安堵です」と変換したわたしの日本語入力システムですが。さて、ステレルニー&グリフィスの"Sex and Death"の翻訳が出版されることになりました。セックス・アンド・デス―生物学の哲学への招待作者: キムステレルニー,ポール・E.グリフィ…
ニュージーランド航空...は、機内で流す「安全ガイド」を乗客に確実に見てもらうための新たな試みを始めている。 国内線のボーイング...737型機で流されるビデオには、操縦士と客室乗務員が裸にボディーペイントという姿で登場する。しかし、安全に関する…
イギリスの哲学者Nigel Warburtonが、哲学において明晰な文章を書くのがどうして大切かについて述べている。その中の一節から。 Q: あなたのウェブサイト "the Virtual Philosopher" の最上段にはジョン・サールからの引用がありますね。「明快に言えないの…
科学や不平等について書かれた某本の訳文についての議論を見た(訳本を批判するのが主題ではないので、訳書にはリンクしません)。そこでの指摘を見る限り、訳の問題には、予備校でやるような英文読解の問題もあったが、哲学のカルチャーや術語の重みがうま…
「分類学のたそがれ」(A Fading Field)という記事がThe Scientistにのっていた(無料の登録が必要)。要約すると、このような感じだ。 生物学の中で伝統的な分類学は終焉を迎えつつある。生物系の学生の中で伝統的な分類学に対する興味が薄れつつあり、大学…
Hard Facts, Dangerous Half-Truths, and Total Nonsense: Profiting from Evidence-based Management作者: Jeffrey Pfeffer,Robert I. Sutton出版社/メーカー: Harvard Business Review Press発売日: 2006/03/01メディア: ハードカバー クリック: 6回この商…
先日囲碁の藤沢秀行名誉棋聖が亡くなったが、高尾紳路九段のブログに興味深いことが書いてあった: [藤沢]先生の手が、人差し指と 小指の長さが一緒な事に 初めて気がつきました。 (人差し指がかなり短かった) 告別式 - たかお日記 もしこれが正しいとする…
ドーキンスのID論に関する以下のコメントがちょっとした話題になっている。抜粋すると I suspect that most of our regular readers here would agree that ridicule, of a humorous nature, is likely to be more effective than the sort of snuggling-up …
最近見つけたがまだ話題になっていないのでメモ。以下のサイトではプリンストン大学で行われる微積分の補習授業をストリーミングでながしている(ダウンロードも可能)。The Calculus Lifesaver: All The Tools You Need To Excel At Calculus by Adrian Ban…
[このエントリは、上記の本の担当箇所(六章・七章)に誤りや誤植が見つかるたびに書き足していきます。]【注記(June 2013)】このたび第二刷が発売になりましたので、以下の誤りは直っている(はず)です。引き続きそのほかの誤りなどがありましたら、情報…
自分のエントリをホッテントリで見つけてびっくりしました(挨拶)。さて全国書店上で絶賛販売中の進化論の射程―生物学の哲学入門 (現代哲学への招待Great Works)作者: エリオットソーバー,Elliott Sober,松本俊吉,網谷祐一,森元良太出版社/メーカー: 春秋社…
先に紹介しました絶賛発売中の進化論の射程―生物学の哲学入門 (現代哲学への招待Great Works)作者: エリオットソーバー,Elliott Sober,松本俊吉,網谷祐一,森元良太出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 135回この…
このたび以下の訳本が出ることになりました(共訳です)。進化論の射程―生物学の哲学入門 (現代哲学への招待Great Works)作者: エリオットソーバー,Elliott Sober,松本俊吉,網谷祐一,森元良太出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: …
安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)作者: 山岸俊男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1999/06/01メディア: 新書購入: 26人 クリック: 297回この商品を含むブログ (117件) を見るを読んだ。著者は自身の心理学実験から日本社会と欧…
※名前の読み方をなおしました。[Apr. 17]YOSOプロジェクト(よく知らないままに思いつきを書くプロジェクト)第二弾(第一弾はこちら)。1月号のScientific Americanはダーウィン特集だが、そのなかでデイヴィッド・ブラーが反進化心理学のエッセイを書いて…
最近英語論文の書き方について書いたパンフレット(pdf)を読んだので紹介。十ページあまりのもので、書き方の技法については数ページなので簡単に。またこれは経済学の院生を対象としたものなので、そのまま応用できないところもある。(この件について前に書…
なお、これがプリントされたTシャツがここで買える。 - 参考
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Economistでさまざまな国で進化論がどのくらい受け入れられているのかを示す記事を見つけた(たぶんもとネタはこの記事)。対象国はヨーロッパがほとんどなので全世界的な比較には役立ちませんが、興味深いデータ。