本が出ます
気がつけば二年近く更新がなかったこのブログですが、何もやっていなかったわけではありません。たとえば以下のようなことがありました。
- ギゲレンツァについての論文が欧米誌に掲載されました。
- 種概念についての論文が欧米誌に掲載されました。
- 博士論文が以下の本に引用されました。
The Oxford Handbook of Philosophy of Science (Oxford Handbooks)
- 作者: Paul Humphreys
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2016/09/01
- メディア: ハードカバー
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- 二重過程説についての論文が欧文誌に掲載され、科学基礎論学会から賞をいただきました。
- ステレルニーの本『進化の弟子』の書評が掲載されました。
しかし今になって更新するのは、単著が出版されるからです。
理性の起源: 賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ (河出ブックス 101)
- 作者: 網谷祐一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/02/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここ数年やってきた理性の進化に関係する内容です。このブログのエントリも何本か転用しています。進化論の初歩から始まって、理性の進化のモデル、二重過程説および熟慮的システムの進化、そして科学的思考力の進化まで扱っています。この題材ではあまり話題にならなかった文献なども扱っていて、少しはおもしろい話になっていれば幸いです。
なお発売日が2月14日の予定なので、愛する人への贈り物としてお買い求めいただくのも一興かと思います。*1
*1:これは著者の個人的な意見であり、行動を推奨するものではありません。結果として生じた損害については責任を負いかねます。