まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

米保守派の研究費たたき

最近あった保守派からの科研費批判だが、米国でも保守派の政治家が科学者の研究費を批判することはよく見られる。

たとえばジョン・マケイン共和党予備選挙の運動でYouTubeに出た時にはモンタナのクマのDNAの研究を批判している(1分50秒ぐらいから)。


youtu.be


また(時代は大幅に遡るが)レーガンが(1976年の)大統領選挙に出る前に著名なレイトショーに出たときも、幸福についての研究を腐している(5分55秒ぐらいから)。

youtu.be


ただこれは基本的に「こんなしようもない研究に税金を費やしている」という類いの批判で、愛国心に訴えた批判ではない。

もちろん、共和党は科学と相性が悪いので*1他にもいろいろ科学に圧力をかけるのだが、大統領選挙に出るような著名な政治家もこうした批判をしているを知るのは参考になる。

*1:それについては

The Republican War on Science

The Republican War on Science

という本があることを先日の学会で教えてもらった。