まとまり日記

私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。(森信雄)

九月より

私事ですが、来る九月よりアメリカのピッツバーグ大学の科学哲学センターにてポスト・ドクトラル・フェローとして赴任することになりました。

ピッツバーグ大学の科学哲学センターは、その世界ではすごいところなので、わたしがそんなところに行くなどというのは未だに信じられません(だいたい英語のしゃべり方ももう忘れていますし)。

わたしは、世の中には努力が実にならないような環境にいる人がたくさんいることを考えると、実になる努力ができる環境にいるというだけで幸運だとずっとおもっていました。しかしその幸運が自分に舞い降りてみると、それを生かすことができるのか不安に思います。ポスドクの契約は八ヶ月と短い期間ですが、できるだけがんばってこようと思います。もちろん生来足の遅いわたしがピッツバーグにいったからといって、牛歩の歩みから抜け出せるとも思えませんが、よろしくお願いします。

あと、現在住んでいるアパートにインターネットがきていませんので、リスポンスなどは当面遅くなりますが、ご了承ください。